生理前に腹痛が起こる原因と5つの改善方法
生理前から生理中でも続く症状に、「腹痛」があります。
生理が始まる前は少ないかもしれませんが、生理が始まると辛すぎて耐えられないという人も多いですよね?
では、生理前になると、どうして腹痛という症状が出てしまうのでしょうか?
また、改善策はあるのでしょうか?
意外なところに原因が?生理前に腹痛が起こる3つの原因
生理前の腹部の鈍痛が辛いと、日常生活に支障をきたす場合もあります。
起き上がれないほどの痛みもあれば、学校や仕事を休むという場合も少なくはないでしょう。
腹痛というよりも下腹部の鈍痛という表現をされる方が多いと思いますが、下痢をしたときの痛みでもなければ胃痛でもなく、本当に子宮が痛いという方がほとんどでしょう。
生理前になると、このような腹痛を感じる原因としては、以下に挙げるものが考えられています。
- プロスタグランジンの増加
- 食生活の変化
- ホルモンバランスの崩れ
それぞれが原因に深く関係しているので、次から詳しく見ていきます。
1:プロスタグランジンの増加
生理前のお腹の痛みは、病気ではありません。
生理前に子宮の内側から分泌されている、「プロスタグランジン」と呼ばれている物質が原因であるケースが多いです。
このプロスタグランジンは出産時の陣痛にも深く関わりのある物質で、子宮を収縮させる働きを持っています。
簡単に言えば経血を外へ出そうとして収縮したり、子宮の機能を向上させようと働いています。
この働きが原因で、生理前にお腹が痛くなるんです。
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個人差があるので、軽い人も重い人もいます。
プロスタグランジンという物質は、生理中や妊娠時にもっとも多く分泌されるという特徴を持っています。
そのため、妊娠の兆候としても腹痛があるのです。
生理前の腹痛だと思っていたら、実は妊娠のサインだったということは、決して少なくないので妊娠の可能性がある人は油断しない方が良いでしょう。
2:食生活の変化
生理前になると、嗜好が変化すると言われています。
普段はあまり好まない食べ物を好きになったり、甘いお菓子をバクバク間食したりと、自分でも驚くほどの変化が見られます。
さらに、生理前は栄養を蓄えようと体が行動する時期なので、夜遅くになるとお腹が空いて、いつもは食べない時間帯に間食をする場合も少なくありません。
普段は胃腸を休ませている時間帯に、急に食べ物を入れると胃腸は驚いてしまい、消化不良を引き起こします。
消化不良が起これば、胃の中にある未消化物をどうにか消化しようと胃酸が多く分泌されるようになり、胃もたれやムカムカといった症状が出ることも。
この消化不良が続くと、腹痛を引き起こしてしまうのです。
生理前の一時的な食生活の変化によって、胃腸に大きな負担をかけることが腹痛という症状を発生させるという点に、注意を向けておく必要はあるでしょう。
3:ホルモンバランスの崩れ
生理前は、女性ホルモンのバランスが崩れてしまいます。
女性ホルモンには、「黄体ホルモン」と「卵胞ホルモン」という2種類があり、普段は分泌量が同じぐらいを維持しているので安定しています。
ところが、排卵後から生理前にかけては、黄体ホルモンの分泌量が増加し、逆に卵胞ホルモンの分泌量が低下するので、体に様々な変化が起こるのです。
黄体ホルモンの働きの一つに、「体温の上昇」があるというのはご存じでしょうか?
妊娠していても良いようにという意味が、体温の上昇にあって血液の流れが活発化します。
さらに、子宮に血液を集中させる動きも見られるので、下腹部がズーンと重く感じたり、チクチクと痛んだりするのです。
ホルモンバランスの崩れが原因によって、生理前になると腹痛を感じるケースは非常に多いと言えるでしょう。
今すぐ試せる!生理前の腹痛を改善する5つの方法
生理前に起こる腹痛の原因について、ここまで見ていきました。
では、腹痛を改善するにはどうしていけば良いのでしょうか?
生理前の腹痛を改善する方法は次の通りです。
- ストレスを発散する
- 質の良い睡眠を心掛ける
- 軽い運動をする
- 体を冷やさない
- 医療機関を受診する
どれも、改善させる方法としては効果が見込めますので、把握しておきましょう。
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1:ストレスを発散する
生理前になると、どうしてもストレスが溜まりやすくなります。
最も効果的な腹痛の改善方法は、ホルモンバランスを崩さないようにすることです。
精神的にリラックスして、食生活や睡眠を正すと悩まされなくなるでしょう。
特にストレスは、生理前の症状に大きく影響しています。
睡眠不足や食生活の悪さは、ストレスを大きくさせる原因の一つです。
ストレスは簡単に発散できるものではありませんから、体調に大きな影響を及ぼします。
自律神経を乱れさせ、ホルモンバランスを崩して生理前に起こる体調不良を大きくさせてしまいます。
ですから、生理前にはなるべくストレスを溜めておかない工夫が必要なんですね。
ストレスを発散させる方法は、色々とありますが脳としては、「夢中になっている」ときに一番ストレスを発散させているようです。
時間を忘れるぐらい夢中になれるものはあるでしょうか?
それは趣味とも言えるかもしれませんね。
何か見つけておくことで、生理前の精神的な不安定さをコントロールできるかもしれませんよ。
2:質の良い睡眠を心掛ける
黄体ホルモンが増加すると、自律神経が乱れてしまうので、いつも眠くなるハズの時間になっても眠気が訪れずついつい夜更かしをしてしまう傾向があります。
朝起きる時間は、ほぼ一定である場合が多いですから、生理前になると睡眠時間が少なくなったり、眠りが浅いといった状態に陥りやすいのです。
すると、睡眠不足が原因で体調を崩しやすくなり、腹痛がさらに悪化するという悪循環が考えられます。
体調面を維持して免疫をしっかりと作るには、質の良い睡眠を心掛けることがとても重要です。
ですが、質の良い睡眠といっても、どんな点に注意を向けたら良いのかちょっと分かりにくいですよね?
以下に簡単にですが、質の良い睡眠を得る際の注意点を記載していますので参考にしてみてください。
- 朝目が覚めたら、5分ほど日光浴をする
- 寝る3〜4時間前までに夕食を済ませ、それ以降の間食を避ける
- 寝る2時間前には入浴を済ませる
- 寝る1時間前からは、テレビやパソコン、スマホを見るのをやめる
- 寝る30分前になったら、ホットミルクや生姜湯などを飲み体を温める
- 寝る15分前から、下半身だけ布団に入り、体を温める
生理前は特に実施するべきですが、普段の生活でストレス等が溜まり、寝つきが悪いと感じたときにも意識的に取り組んでみてください。
睡眠の質を上げることは、健康的な毎日を送る上で欠かせません。
腹痛を改善させるためにも重要ですので、ぜひ覚えておきましょう。
3:軽い運動をする
生理前の腹痛を改善するには、生活習慣を見直すことも大切です。
生理前になれば、黄体ホルモンの増加によって血液の流れが活発化されます。
しかし、基礎代謝が落ちていて、筋肉量も低下していると、血液の流れが悪くなるので血行不良を引き起こし、腹痛を悪化させる可能性があるのです。
基礎代謝を上げて、筋肉量を増やすには日ごろから、「軽い運動」を心掛ける必要があるでしょう。
軽い運動といっても、運動という時間を特別に用意するワケではありません。
普段の生活に、ちょっと工夫を入れるだけで、毎日が軽い運動になるのです。
- エスカレーターを使用せず、階段をなるべく使う
- 歩くときは、早歩きを心掛け、両腕を高く上げるように意識させる
- ストレッチをする
こういった、簡単に行える方法でも、軽い運動になるので心掛けてみましょう!
4:体を冷やさない
生理前の黄体ホルモンの増加により、血液の流れが子宮を中心に活発化します。
これによって、腹痛が起こるのですが、体が冷えていると血液の流れが悪くなってしまうので、より腹痛や腰回りの痛みが激しくなると言われているのです。
この状態を改善しなければ、腹痛はより悪化するため、生理前は体を冷やさないような工夫が求められるでしょう。
特にデスクワークがメインの人は、冷房に当たり過ぎたりしないように注意が必要ですし、薄着をなるべく避けるなどの工夫も求められます。
お風呂にしっかりと入り、体を温めるという方法も有力でしょう。
さらに体を温めてくれる、「生姜湯」を飲むのも非常に効果的!
生姜に含まれるショウガオールという成分は、体を温める効果が期待できるので、食事に生姜を入れてみるのもアリ。
体を冷やさない方法は、いくつかありますので自分に合うものを試してみてください。
5:医療機関を受診する
生活習慣を見直したり、自分で出来るケアを行っても、生理前の腹痛の症状が改善されないなら医療機関を受診することも考えてください。
産婦人科などの医療機関では、対症療法がメインになりますが「痛み止め」を処方してくれるので、痛みを抑えられます。
それだけではなく、体質そのものを改善するための漢方薬の処方や、経口避妊薬などによる治療を紹介もしてくれますよ。
長期的にみれば、薬に頼りすぎるのはNGであることに違いはありません。
薬の服用を続けると、体に耐性が出来てしまい効き目が薄くなる可能性があるからです。
ですから、体質を改善させて腹痛をあまり発生させないようにするのが理想ですが、目の前の激しい痛みはすぐに改善したいですよね?
一時的な処方であるならば、薬の服用も十分に効果があるので、検討してみてください。
いかがでしたか?
ここでは、生理前に腹痛を発症させる原因と、改善方法について見ていきました。
腹痛の改善は人によって効果の出方に差がありますので、自分に合ったものを選択するのが良いでしょう。
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